信用金庫

 四月から入所する保育園の保育料引き落とし用の口座を作りに、駅前の銀行に行ってきました。正確に言うと、信用金庫ですが。認可保育所なので、保育料は市役所に納め、そこから親の支払う保育料にかかわらず、措置費が市役所から保育園に支払われるという流れです。そして、市役所への支払のため、口座引き落としは郵便局か地元の金融機関しか認められていません(これは水道料金も同じ)。我が家のメインバンクであるメガバンクの一つでは駄目なんですね。支払票で毎回払いに行くのも面倒なので、地場の信用金庫に口座を作ることにしました。
 信用金庫の窓口で口座を作りたい旨を告げると、中年の男性が応対してくれました。ベビーカーを押して父一人子一人やってきたので、「今日はお仕事お休みですか?」と尋ねてきました。僕が「いえ、育児休業中なんです」と答えると、「大変ですね〜」と応じてくれました。子育てを少しでも経験していると「育児休業で一日中子供の面倒 → 大変」とう思考回路が働くようです。これが、子育てをしたことのない人だと、男女問わず、「育児休業で仕事しなくてよい → 羨ましい」という反応になりがちです。人間、やってみないと分からないことって多いんですよね。
 さて、金融機関に口座を作るというのもいろいろと手続きが多くて、信金のカウンターでしばらく説明を聞きながら書類に記入していました。ベビーカーの上で暇を持て余す息子は、ずーーーっと何かを喋り続けていました(喃語なので意味不明)。あんまり喋るので、応対してくれた男性職員に「ボク、ほんま、よう喋るなーーー」と感心されてしまいました(!?)。これできちんとした日本語を覚えたら、どれほどうるさいか心配です。
 書類を書き終えると審査があるようで、しばらく待たされました。もう飽きの来ている息子をカウンターで待たすのは限界だったので、ちょうど待合スペースに設置されたプレイグランドで遊ばせることに。自分の身体の大きさほどあるクマのプーさんのぬいぐるみや、ひらがなの書いてある積み木など、面白いもの満載の遊び場だったので、息子は興奮してやりたい放題。「キー!!」と叫んで他のお客さんに睨まれないかヒヤヒヤしながら一緒に遊んでいました。そんなこんなで、ようやく口座を作ることができたのでした。