帰国の実感

日本に帰国して大体一週間が経ちました。毎日、家では野菜の煮物やきんぴらごぼうを「うまい、うまい」と言って食べながら、昼間ダラダラと本を読んだり学会準備をしたりしてすごし、夜は冷蔵庫のビールを飲みつつ、DVD鑑賞などをして過ごしております。ボルダーでの生活の反動でしょうか!?それでも、そこそこ仕事がはかどっているというのは母語だからですね。アメリカに帰るのが怖い。
あまり「日本に帰ってきた!」という実感は実際のところないのですけれど、車が変わっていたり、家のテレビにHD/DVDレコーダーが備えられていたりと、そこはかとなく一年間のブランクを感じさせてくれます。とはいえ、あれほど好きだったテレビのバラエティ番組はぜんぜん見る気がしないといのは、一年間で嗜好が変わったということでしょう。それから、まだ日本に慣れていないなーと思う点は、自分がクシャミをするときに誰かに"Bless you!"と言われるのではないかと反射的に身構えてしまうことです。そして、街で誰かがクシャミをしたときには、こころのなかで"Bless you!"とつぶやくアメリカかぶれの自分。とりあえず、街を歩いていても、テレビを見ていても、女性の顔が「薄くて」つまらないと感じるのはどうしたものかと。リハビリが必要なようです。