2010-01-01から1年間の記事一覧

帰国

これから日本への帰路につくため、フィレンツェ空港に向います。思い返せば、アメリカ留学をきっかけに書き始めたこのブログも四年半経つわけで、月日の経つのは早いものです。その間に、CUボルダーでのコースワーク修了、欧州大学院大学への転校、ストッ…

そういえば・・・

昔、中田の居たペルージャに行ってきました。フィレンツェからは鈍行で二時間強のはずなのですが、ユーロスターの通過待ちなどのためトンネルでえらい待たされ、結局、三時間で到着。中心部は丘の上にある山城のような町なのですが、いまは外国人大学が所在…

お別れパーティー

水曜日の夜に、研究所の学生運営のバーで自分主催のお別れパーティー。バーには食べ物がほとんどないので、おつまみは持参。メニューはというと、 巻き寿司(スモークサーモン+アボガド、ツナマヨ、鉄火巻き、サーモン巻き)、計九合 ポテトサラダ 二キロ …

ドン・キホーテ

フィレンツェでの残りの時間を最大限楽しんでおこうと、テアトロ・コミュナーレに『ドン・キホーテ』を観にいってきました。前週にチケットオフィスに立ち寄り、丁度時間のある日の演目ということで、指揮者も作曲者も知らずにチケットを買ったのですが、ワ…

イタリアは最後まで期待を裏切らない

ここのところ、色々と引き揚げの準備をしています。そこで、イタリアの銀行口座を閉じに研究所の支店に出向いたところ、まず、前日に使用したデビットカードの決済に三営業日ほどかかり、それから口座閉鎖の計算に数日かかるので、閉じて残金を支払えるのは…

送別会

ここのところ、連日、研究所やフィレンツェ在住の日本人の友人達との送別会です。みんな優しいなー。餞別の品もいろいろ頂いているのですが、研究所の友人達からもらったのが彼らの母国のビール詰め合わせ。ポーランドやデンマークの品で、ビール好きとして…

別れの季節

今月の中旬にフィレンツェを発つということで、さよならパーティを企画し、友人たちにメールしたところ、世界各地に居て来られない友人たちから「行けないけど元気でね!」というメールが相次いでいます。そんな一人が現在アムステルダムで研究中のフランカ…

最後まで・・・

某日系企業に部屋の荷物(主に書籍類)の発送を頼んでいて、その梱包用資材や税関用書類がイタリアの宅配会社の配送で水曜日に届く予定でした。しかし、朝から一日中待てど暮らせど、配達が来ず。おかしいなと思って日系企業に連絡を入れ、日程を再調整し、…

バルセロナ一人旅(三日目)

相変わらずの花粉症の中、バルセロナ近郊の巡礼地、モンセラートに行ってきました。ここは奇岩の並ぶ山の頂に修道院が所在し、今も有名な「黒い聖母像」を守護しているという所です。 ここに行くにはエスパーニャ広場から私鉄に乗り、途中でケーブルカーに乗…

バルセロナ一人旅(二日目)

花粉症に悩まされています。バルセロナには杉があるのか、くしゃみ・鼻水は止まらないし、眼がかゆいしで、寝苦しいったらありゃしない。そんな花粉症でお疲れの体を引きずり、今日もバルセロナ観光に行ってきました。 二日目は「ガウディの日」と定め、ガウ…

バルセロナ一人旅(一日目)

暇にまかせ、バルセロナに来ています。火曜日の午後の飛行機でフィレンツェを発ち、夕方からバルセロナ観光のはずが、機内搭乗一時間遅れ、さらに機内で一時間待たされ、結局バルセロナ空港到着が七時半と大幅に遅れ、初日は移動のみ。機内ではフィレンツェ…

サンジミニャーノ

今日は朝から晴れて絶好の行楽日和だったので、「塔の町」サン・ジミニャーノに行ってきました。ここは、かつて栄えた時代に町の人々が競って塔を立て、いまも中世の街並みの雰囲気をたたえるシエナ近郊の小都市です。フィレンツェからはシエナ行きのバスを…

Last Concert

研究所の合唱団員としては最後のコンサートに参加してきました。最近はメンバーの減少が著しく、テノールは基本二人しかいないという状況で、きちんと歌えるメンバーが揃うのは最後という指揮者の判断で、僕が日本に帰る前にこれまで練習していた曲を一度や…

Everything takes time.

博論のディフェンスは先々週に終わり、ゆっくり毎日を過ごしています。ディフェンス前は、冷え込みが厳しく部屋が凍えるからか、それとも緊張していたからか、三時から五時ぐらいに一度目が覚めてそれから眠れない日々が続いていました。ディフェンスが終わ…

ゼミ生パーティー

一月末で各種締め切りや僕のディフェンスが終わるということで、二年生の女の子が打ち上げパーティーを彼女のアパートで開いてくれました。あまりに典型的なのでパーティーにお寿司を持っていったことは一度もないのですが、「日本人なのだから寿司を・・・…

平日の午前中はレ・クーレ広場に市が立ちます。午前中は研究所に行くのがやっとだし、イタリア語で言葉を交わして買い物をするのも億劫なので行ったことがなかったのですが、友人からモノは新鮮なうえ安いと聞いてのぞきに行って来ました。 確かに、安い!大…

福祉国家研究会

火曜日は隔週恒例の福祉国家研究会の日。朝寝して、研究所でゆっくりランチを取ってから研究会に向おうと思ってバスに乗り込んだところ、ボローニャから来ているはずのイーネスが何故かバスに乗っていました。「どうしたの?」と聞くと、バスに乗り込んだと…

トラットリア

ディフェンス当日の夜は、指導教授のお気に入りのイタリア・レストランでS川先生や日本人関係者とディナー。指導教授は翌日朝早くにアメリカに発つというのに、結局、夜中の12時過ぎまで盛り上がってしまいました。 翌日は、友人達がお祝いしてくれるとい…

速報!博士号を取得しました。

研究所で行われた博士論文口頭試問を終え、遂に政治社会学博士号を取得しました。ここまでの道のりは長かった。。。さて、前夜はというと、夜中の11時45分に届いた最後の博論審査コメントを読んで当日のありうる質問への答えを用意し、一時に就寝。とこ…

いよいよ明日

博士論文口頭試問がいよいよ明日に迫ってきました。パワーポイントも準備したし、友人からパワポ用クリッカーも借りたし、審査コメントを基にありうる質問への回答のアンチョコも用意したので準備は万全のはずですが、それでもなお緊張します。 はてさて、ど…

アウトレット

友人が車を出してくれたので、ドライブがてらフィレンツェ近郊のアウトレットモールに行ってきました。 イタリアではクリスマスシーズンが終わるとSaldi(=Sale)の季節になるため、お昼過ぎにアウトレットに着くと駐車場はほぼ満杯。かなりの人出でした。グッ…

みんな優しい

来週の金曜日に博士論文の口頭試問があるということで、福祉国家研究会の関係者や、友人達に、「興味があったら観に来てください」というメールを送りました。すると、いままで話しをしたこともないポスドクから「来週はフィレンツェに居ないから参加できな…

福祉国家研究会

火曜日は隔週定例の福祉国家研究会のミーティングでした。報告は盟友・フランカ先生で、「移民介護労働者のプレゼンスの拡大へ欧州各国はどのように対応しているのか。その政策対応を規定する要因は何か。」という報告でした。 「介護の政治」つながりで討論…

現代ドイツ福祉国家の政治経済学

著者の近藤正基氏からご恵投いただきました。ありがとうございました。現代福祉国家の発展・変容に関する邦語基礎文献の一つとなっていくでしょうから、良い子の皆さんは買いましょう!現代ドイツ福祉国家の政治経済学 (シリーズ・現代の福祉国家)作者: 近藤…

コンサート

研究所の友人達に誘われて、テアトロ・ペルゴラの弦楽六重奏のコンサートに行ってきました。演目は A. DVORAK: Sestetto in la maggiore op.48. E. SCHULHOFF: Sestetto. P.I. Tchaikovsky: Sestetto in re minore op.70 “Souvenir de Florence”. コンサート…

本日は社交の日

午前中に研究所に着くとメールがあり、「お昼どう?」とスウェーデン人の友人からランチのお誘いが。彼とは福祉国家研究仲間なのですが、前の学期は彼がスウェーデンに滞在していてほとんど接触がなかったので積もる話がお互いあったのです。で、「最近どう…

停電続報

研究所に「停電で困っている」とメールを打ったら、翌日には直っていました。しかし、いつも事後報告も何もなく直してくれるだけなので、何が悪かったのかさっぱり分かりません。

Blackout

フィレンツェの年末・年始はそれほど冷え込まず暖かい日が続いていたのですが、最近また小雪のちらつく寒さとなってきました。研究所もまだ再開していないので、しかたなく自分の部屋に篭り、暖房の切れる日中の寒さに対応してまたオーブンをつけていたとこ…

もう三本

"(500) Days of Summer" http://movies.foxjapan.com/500daysofsummer/ 11月に一時帰国した際の日本行きの飛行機の中で見た映画で、面白かったのに途中で着陸態勢に入ってしまい結末を見逃してしまっていたので、改めて観てみました。日本では最近公開され…

今年の抱負

さて、毎年、年始にはその年の抱負を書いているような気がしますが、今年も。1)博士号を取得する。 今月の末に口頭試問があるので、それを無事に乗り切れば博士号です。2)論文をパブリッシュする。 とりあえず、日本の指導教授の退官記念本に一本載りま…