ある後輩の死

今日、日本から、大学時代のサークルの後輩が亡くなったとの知らせが届きました。自死だそうです。
彼は、自分が所属していた合唱サークルに、自分が大学三年のときに入団してきた後輩でした。ちょうど自分がパートリーダーをしていたときに自分のパートに入ってきたということもあり、可愛がっていたし、慕ってくれていた子でした。
ちょっと、まだ「彼が死んだ」という実感が湧かないです。彼のことをいろいろと思い出してみると、合唱団に入団してから年を追うごとに上手になっていったことを思い起こしました。とても素直な努力家だったのでしょう。自分としては、彼の癖のないちょっと太めの声が好きでした。そして、同学年の仲間たちと「ネタ」を楽しんでいる彼の様子が思い起こされます。合唱団での練習や仲間との毎日をとても楽しんでいたようでした。
自分が大学を卒業してから疎遠になりましたが、合唱団関係の行事で何度か言葉を交わしているはずです。でも、彼がこういうことになるとは思っていませんでした。いまから思うと、何か自分にできることはなかったかと自問しますが、詮無いことなので、今日の晩は彼のことをいろいろと思い返してグラスを傾けることにします。
ご冥福をお祈りします。