そうだ、京都に行こう♪

thieda2007-06-26

学会が同志社で土日に行われるということで、京都には金曜日に乗り込み、月曜日まで滞在して、空いた時間は観光をしていました。実は、東京より西は修学旅行で京都・奈良に来て以来十数年ぶりなのです。今回の旅はこれまでのアメリカ往復で貯めたマイルで行けたうえ、ホテルも結構リーズナブルな値段だったので、良かったです。

さて、札幌からの飛行機が神戸空港着だったため、初日の午前中は神戸・三宮の商店街をブラブラうろつきまわり、お昼を食べ、その後京都に乗り込みました。JR線の新快速で一時間ほどでしたが、神戸と京都って近いんですね。


京都でまず訪れたのが、東寺。五重塔はもちろん、金堂や講堂にある薬師三尊、十二神将、立体曼荼羅など国宝・重文だらけで驚きです。


三十三間堂もまた、感動的でした。1000体の観音菩薩、雷神・風神像、観音二十八部衆像、など壮観です。解説もいちいち読んできましたが、仏教の神様達とはいえ、かなりインドの土俗の神様と融合しているのですね。また、仏教の枠組みに収めつつも、彫像の顔つきや造形に鎌倉リアリズムを感じました。


慈照寺銀閣はいかにも日本の「侘び・さび」を感じさせます。義政が貧乏で、銀箔を貼らなくてよかった。


竜安寺の石庭も見てきましたが、となりの金髪のおばさんが座禅のように座り、庭にじっと見入っていたのが印象的でした。確かに、あの庭は禅問答的で、人に考えさせるところがあります。観光で京都にきた外国人が母国に帰って「日本文化とは?」と聞かれて、どう答えるのか興味のあるところです。

ほかも色々と見てまわったのですが、日本史の史料集のなかでしか見たことのなかった文化財を直接で目にすることができ、なかなか面白い旅となりました。この年でようやく興味をもてるようになったわけで、高校生が修学旅行で神社仏閣めぐりをしても面白いわけがないですよね。しかし、関西は蒸し暑い。とてもじゃないけれど、住めそうにありません。