ビザ申請

さて、翌日は本題であるビザの申請に、東京は三田の慶応大学の裏にあるイタリア大使館にいってきました。ビザ申請受付9時半開始ということで、早起きして9時15分ごろにたどり着いたのですが、先着は誰もおらず。一部の書類のコピーを忘れたのでコンビニを探しに行き、9時半ごろに戻ったところ、3〜4人が通用門のところで待っていました。アメリカ大使館とはえらい違いです。ちなみに、アメリカ形式で申請に予約が必要なのかなと思い、事前に大使館にメールで問い合わせたところ、受付時間に予約なしで直接来ればいいですよとのことでした。

さて、イタリアの就学ビザを取りたいという奇特な方のために、以下に自分が今回行った手続きのメモを書きます。でも、フィレンツェ音楽学校に通う日本人の友人に聞いたところ、就学ビザでも、イタリア大使館ではなく、イタリア文化会館を経由して申請しなければいけないものもあるそうなので、まずは自分で問い合わせるところから始めましょう。

◎用意する書類

  1. ヴィザ申請フォーム(在日イタリア大使館HPからダウンロードできます。)
  2. パスポート(申請が受理されると、ヴィザはパスポートに添付されるはずです。コピーの提出も忘れずに!)
  3. 滞在中の学費・生活費の財政証明書(奨学金の証書など)
  4. 大学の受入証書
  5. 現地での宿舎・住居の証書
  6. 本国送還の際に航空券代を賄う財政証明書か復路航空券(僕の場合は奨学金が往復航空券代をカバーしてくれたので、上記の財政証明書で済みました)
  7. 滞在期間をカバーする医療保険の証書とポリシー内容を記した書類
  8. 住民票
  9. 郵送でのヴィザ受け取りを希望する人は、書留代500円

住民票は大使館にメールで問い合わせたときの回答には列挙されていなかった書類でした。たまたま前日にイタリアヴィザの申請方法でググったときにどこかの日本語旅行HPか何かに出ていたのと、たまたま住民票を家に一枚余分にもっていたので持っていけましたが、それがなければもう一往復かと思うと冷や汗です。それから、全ての書類のコピーも一緒に提出します(これも問い合わせメールの回答にはなし)。ヴィザ申請フォームの記入例もないし、全般的に不親切。これぞイタリア品質!?

さて、窓口での申請ですが、ただ書類をチェックするだけで研究内容の質問などはなく、少し肩透かしでした。そのうえ、審査官も日本人(日系?)で応対は日本語だけでしたし。アメリカ大使館でのヴィザ申請よりは楽でした。

書類が受理された後、最後に言われたのが「ヴィザは最大一年分しか申請できず、それ以降は現地で更新手続きが必要。でも、アメリカや日本とは違ってイタリアでは手続きは一ヶ月半から二ヶ月ぐらいかかるのが普通なので、早めに手続きしたほうが良い。」とのこと。現地でも事務手続きに苦しめられそうです。とはいえ、なんとか申請は受理されたので、日本を出発することはできそうです♪