Verdi "Requiem"

thieda2008-03-22

テアトロ・コミュナーレにジュゼッペ・ヴェルディ作曲「レクイエム」を友達と聴きに行ってきました。

Conductor: James Conlon
singers and musicians:
Christine Brewer, sopran
Elena Zaremba, alto
Aquiles Machado, tenor
Kwangchul Yuon, bass
Orchestra e Coro del Maggio Musicale Fiorentino

いやー、痺れましたね。まず、"Dies Irae"でコーラスの声量に圧倒されました。劇場付きの合唱団なので、この前のエレクトラのときにも見たかもしれませんが、エレクトラではCoroはほとんど歌わないので・・・。ソリストも、テノールを除いては、非常に響きのある声でドラマティックなヴェルディに合っていました。そして、アルトのZarembaにはビックリ。多分、メゾソプラノの歌手ですが、会場全体に響き渡る声に感動しました。でも、今日の白眉は合唱団とソリストのバス達。バスのパートソロや、多分韓国人のYuon氏のソロに、「低音も良いよなー」とうっとり。チケットを取ってくれた友人のお陰で、前から9列目で聴くことができイタリアでイタリアらしい楽曲を堪能することができました。
友人によると、前回のシューベルトは酷かったらしいので、このフィオレンティーナオケは楽曲により得手・不得手があるようです。あと、アルトのソリストは素晴らしかったものの、前半の難しいソロでフレージングに余り気を配らなかったり、オケが彼女の歌をきちんと聴いていないため、歌とオケが少々ずれた感がしたので友人に話したところ、「きっちり詰めて演奏しないが地中海地方のオケの特徴。ドイツとは違うよね」との回答でした。そうなのかもしれませんが、とにかくMaggio Musicale Fiorentinoはムラがありそうではあります。