イタリアを見直す

コロラド大学に入学時に払った保証金が、卒業後札幌の実家に小切手として返還されてきました。しかし、札幌ではどうしようもないので放って置いたところ、小切手の有効期限が切れて、コロラド大学当局から連絡が来たのが今年の春の話。すったもんだの挙句、小切手を再発行してもらってイタリアに送ってもらったのですが、「どうせイタリアの銀行は面倒くさいに相違ない」と思って日本まで持って帰りました。日本の銀行で換金しようと思ったからです。ところが、みずほ銀行に持っていったら、曰く「口座の支店の管轄と名義人の住所が一致していないとダメ」、「小切手の取引の正当性を示す書類がないとダメ」など七面倒くさいことを言われたので、やむなく小切手をイタリアに持ち帰ったのでした。
今日、だめもとで研究所の銀行にもって行って「ドルの小切手換金してくれる?」と尋ねたら、すんなりユーロに換金してくれました。しかも、日本ではかなり高額の手数料が取られるようですが、こちらはそれほでもなく*1。「イタリアの銀行もやるじゃん」と見直した次第です。まぁ、マネーロンダリングやり放題という話の裏返しでもありますが。*2
しかし、研究所でアパートの契約をしようと友人と担当者を探したところ、誰もが「あいつは→にいる」と別な場所を指し、最後には矢印が元の場所に戻るというのを経験し、「やっぱりダメだ」との思いを深めたわけです。それにしても、あの担当者のおっちゃんはいつ訪ねても職場にいないで、お茶してるか、タバコすってるかのどちらかです。

*1:7ユーロほど。

*2:指導教授の話では、イタリアでは所得をルクセンブルグなどに移転して税金をみんな逃れてるのだとか。