コリア＆ブレイディー編『社会科学の方法論争』

社会科学の方法論争―多様な分析道具と共通の基準

アメリカでのコースワーク中に読まされた Collier & Brady eds. _Rethinking Social Inquiry: Diverse Tools, Shared Standards_が邦訳されたんですね。ちょっとビックリ。ＫＫＶの『社会科学のリサーチ・デザイン』と合わせて読めば、もうあなたも質的研究方法論だけは完璧か。しかし、方法論の教科書だけでは畳水練になるわけで、これら成果を生かして、どれだけ優れた研究が生まれるかというのが日本の政治学界の力量を問われるところでしょう。

社会科学のリサーチ・デザイン―定性的研究における科学的推論

次はGeddesの『砂城』を誰か訳してくれないでしょうか。

Paradigms and Sand Castles: Theory Building and Research Design in Comparative Politics (Analytical Perspectives On Politics)