カタカナ英語

久しぶりに再会した台湾人の親友とお茶をしていたときの話。研究所の"Max Weber Fellow"にアメリカの大学院時代にコースワークで読まされた本の著者がいると話したところ、「何についての本?」と聞かれたので、「オーストリアとドイツの極右政党(ultra right party)だよ」といいました*1。しかし、伝わらず。何度か言い直すと、「ああ、『アルトラ・ライト』!」と理解してくれました。
そうなんです、日本語のカタカナで「ウルトラ」と書くけれど、英語の発音を敢えてカタカナにすると「アルトラ」のほうが近いんです。本来は「アメリカ横断アルトラクイズ」といったほうが良いし、「アルトラマン」というべきなのです。でも、カタカナ英語と本から英語を学んだ僕のような日本人の場合、気付かないんですよね。
片仮名英語はときにコミュニケーションの邪魔をしてくれます。
ちなみに、研究所の"Max Weber Fellow"は本来はポスドクのポストなのですが、今年のメンバーをみるとすでに助教授や講師といった常勤の職を有している人がたくさんいました。自分にとっては優秀な若手研究者と知合いになれるチャンスが増えていいんですけど、ポスドクにとってはただでさえ少ないポストが減って困るでしょうね。

The Politics of the Nazi Past in Germany and Austria

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*1:本来は"radical right party"でしたね。