Sarah Palin

アメリカ大統領選挙共和党党大会までマケイン候補がパッとしなかったのですが、マケインがアラスカ州知事・サラ・ペイランを副大統領候補に指名してからというもの、オバマ候補との激しいデッドヒートとなってきました。このペイラン知事は中絶禁止・全米ライフル協会会員・進化論反対という社会的保守派なうえ、40代と若く、しかもミス・アラスカに出場したこともあるという美貌が、中道派のマケイン候補に熱狂的ではなかった保守派の基盤に再び火をつけ始めたからです。ただ、アラスカ州知事になってまだ2年未満と行政経験も乏しく、インタビューで外交経験を聞かれ「私は外交が分かる。アラスカはロシアの隣だから」だとか、ブッシュドクトリンとは何かと聞かれ、「え?彼の世界観?」と答えてしまうなど、単なる素人であることはみえみえ。そこを民主党やメディアが突くと共和党側が「メディアは性差別主義だ」と反論する構図です。

そんなペイランブームを背景にアメリカの人気コント番組「Saturday Night Live」が先週の冒頭に流したクリップがこちら。

http://widgets.nbc.com/o/4727a250e66f9723/48cd3b64ddb82bd0/48cd0cf97d529c95/be940ef3

ペイランを演じている Tina Fay は元SNLチーフライター兼スターで、ペイランが先月末に登場したときは誰もペイランを知らなかったので、むしろ「ペイランっていうのはティナ・フェイに似ている」と話題になったのでした。

以上、イタリアからアメリカ政治についてお伝えしました。