Fritz W. Scharpf 登場

マックス・プランク研究所名誉ディレクターのフリッツ・シャルプ教授の講演を聞いてきました。どうやら明日の卒業式で名誉博士号を授与されるそうなので、それに合わせてここ連日トークに登場というわけのようです。この方はコーポラティズム度と経済パフォーマンスの関係などで80年代に鳴らしたその筋では有名な研究者です。ちゃんと『比較政治経済学』の教科書にも名前が登場してますよ。大御所登場ということで、ピーター・メアはじめ政治社会学部の教授陣やステファノ・バルトリーニなども来て質問していました。
さて、トークの内容はというとEUレベルでのガヴァナンスを「共和主義の思想」(民衆が自分のことは自分で決める)と「自由主義の思想」(権力を監視して僭主から自由を守る)という二つの政治思想から位置づけ、ヨーロッパ最高裁など「自由主義」が強いのが特徴といった話でした。が、正直よく分からず。。。パワーポイントなどのヴィジュアルの補助が何もなく、しかも事前にペーパーも配られなかったので、話の筋が分かりませんでした。EUそのものを詳しく知らないというのもあります。リスニングでは文脈知識が本当に大事ですね。あと、質疑応答で新一年生の元気なのがいろいろと質問していましたが、これもよく理解できず。これは喋っているスクリプトを紙に落としても理解できないでしょう。言っている本人も分からないんじゃないかな。

Games Real Actors Play: Actor-centered Institutionalism In Policy Research (Theoretical Lenses on Public Policy)

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