観光

スウェーデン流に土日はしっかり休むということで、観光名所なぞも訪れてみました。スウェーデンはいまでも伝統ある王国なので、旧市街地(ガムラ・スタン)に王宮があります。ここでは一日に一度、衛兵交代式がおこなわれるということで、王宮広場の人垣にならんでみました。規模は小さいのですが、マーチングバンドが行進し、機関銃を持った衛兵たちがキビキビと動いていました。しかし、それにしてもストックホルムは寒い!交代式が始まるのを待っている間に足の指の感覚がなくなるほど。寒いところ(札幌など)に実際に住んでいる人は、真冬にはそれほど外を歩き回らず、家から駅まで、あるいは駅から仕事場までを早足で歩く程度なので、それほど重装備でなくても耐えられるわけです。でも、観光客は観光するために寒い中を歩き回らなければならないので、地元民よりももっと防寒しなければならないんですよね。台湾から札幌に来る観光客がお揃いのスキーウェアに帽子に耳あての重装備で歩いている理由がようやくわかりました。
 

さて、駅前の中心街から旧市街地へと歩く途中に見かけた光景。革製品を売るお店への抗議としてダイインをやっている人たちです。先日は国会議事堂の前で「1984」の旗を掲げて座り込みをしている若者も見つけました*1スウェーデンでは抗議活動もどこか洒落た感じがするのは気のせいでしょうか。

*1:ジョージ・オーウェルの近未来の管理社会を描いたSF小説「1984」を指しています。