ストックホルム大学

今日は、前日にインタビューしたストックホルム大学ソーシャルワーク学部のマルタ・シェベヘリ教授がスウェーデンの高齢者介護システムについての学部留学生生向け講義に招いてくれたので、朝早くからストックホルム大学に行ってきました。といっても、現在間借りしている王立工科大学の寮からすぐのところに学部があるので、研究所に行くよりも朝は少しゆっくりできましたが。
講義ではスウェーデンの高齢者介護についての国際比較を交えた大まかな話から、介護施設の変化やケアワーカーの労働条件の変化といったミクロの込み入った話まで、盛りだくさんの内容でした。ただ、シェベヘリ教授は学生が事前に自分の論文を読んで来ることを前提に講義を組み立てていたので、連絡の行き違いからか学生が準備していないことを知り、後で僕に「ちょっと、ガッカリ。初歩的な内容に終始してしまってご免なさいね。」と言っていました。少人数の講義だったのでそれなりに参加者の母国の経験などを聞きながら講義を進めていたのですが、学部生の英語のアクセントに少々戸惑うことに。スペイン人の女の子のアクセントが強いのはよくある話としても、ドイツ人学生のアクセントもかなり強く、びっくり。EUIのドイツ人学生は大抵聞きやすい英語を話すんですけどね。教授も困っていました。
さて、講義が終わった後の道すがら前から日本人らしき女性が歩いてきて、「えらい美人だなー。」と後ろ姿に見入っていたら、視界に見覚えのあるスウェーデン人のおばあさんの姿が。一月にストックホルムを訪ねた際に自分の博士論文を未来研究所まで届けてくれた Trydegård氏と偶然再会したのでした。彼女はシェベヘリ教授から僕が今日の講義に参加することを聞いていたそうですが。スケベ心もたまには僥倖をもたらすようです。