Gotland

イースター休みの期間は研究所も閉鎖ということで、ヴァカンス中です。どこに行こうかといろいろ迷ったんですが、スウェーデン北端のキルナは遠すぎるので止めて、スウェーデン有数の観光地であるゴットランド島ヴィスビーに来ています。ここは宮崎アニメ『魔女の宅急便』の舞台のモデルの一つとなった小さな町で、旧ハンザ都市の面影を残す、スウェーデン世界遺産でもあります。

ストックホルムからは Nynäshamn という港までバスで一時間。そこからフェリーで三時間半といったところ。この日は天気も良く、バルト海の波も穏やかで、絶好の船旅日よりでした。ただ、席が「動物用ケージ」の近くだったので、ときどき唸る犬が気になりましたが・・・。
相変わらず方向音痴でいろいろ迷いながら宿に到着しチェックイン。グイネス・パルトロのような受付に予約情報を記したチケットを見せたところ、「私は分からないから隣の受付に回ってください」といわれ、しばらく待つことに。パルトロじゃなくていいから、ちゃんと仕事のできる人を配置してほしいところです。ホテルはヴィスビーでは一番大きい宿のようで、なかなか素敵です。小さなプールとサウナがあり、冬の間に冷え切ったからだにはサウナは助かります。バスルームにはバスタブもあるし。
さて、ヴィスビーは城壁に囲まれた小さな町なので、観光名所を巡るのは簡単です。中世にデンマークの侵入に遭い、17もあった教会の多くは壊されたようですが、その廃墟あともなかなか良い味をだしています。

唯一、いまだに活動している聖マリア教会の脇に階段があり、高台に登れるようになっています。そこから町を一望でき、赤い屋根で統一された街並みは本当に「可愛い」という言葉がぴったりです。

城壁の周りを少し歩きましたが、砲台の穴がところどころ開いており、現在は平和に見える北ヨーロッパヴァイキングの時代から何百年という間、戦乱の中にあったということに思いをいたしました。