大雪

さて、コンサートの後、週末に台北に帰る友人とドゥオモ裏のカフェでワインとブッフェを楽しみ、終バスに乗るために9時20分ごろにサン・マルコのバス停へ向いました。しかし、コンサートホールを出た頃はちらちらと降り始めだった雪がその頃は本降りとなり、バスを待っても一向に来ず。フィエソレまで向う七番が来たのですが、「17番や11番のほうが本数が多いから」という友人の助言に従って待っていたら、七番は行ってしまうし、他は一本も来ず、終バスも逃す羽目に。仕方がないので、30分後の七番を待つために行きつけのアイリッシュバーでギネス片手に時間つぶしをし、時刻表の時間に合わせてピアッツァ・リベルタへ。しかし、結局バスは一本も来ないし、客待ちしているタクシーに声を掛けても雪深いピアン・ディ・ムニューネまでは行かないというので、仕方なくチェントロからアパートまで歩くことにしました。
しかし、雪はどんどん本降りなっていくし、チェントロから離れれば離れるほど雪の積もりかたが半端でなくなり、研究所から家に向う裏道などは雪の重みで木が倒れ、さながら「雪中行軍」の様相でした。丘を登りきり、アパート近くの自動車通りに戻る急勾配の坂などはスキーのゲレンデ状態で、「歩いて下りる」というよりは「滑って降りる」というほうが正しい状況でした。それでも転ばなかったのは、札幌でスキーをやっていたお陰でしょう。結局、一時間強かけて街から家まで戻ったのでした。そんなこんなで疲れたので、翌日は部屋から一歩もでずに寝ていたのでした。

↑翌朝の自宅前。かなりの積雪です。