北国最高!

 ストックホルムに到着してから数日は気温が摂氏0度を上回る暖かい日が続いていました。歩道に積もった雪も氷もほとんど溶けてしまったぐらいです。しかし、昨日から外気が頬に刺さるような寒さになっています。ようやく北欧の冬らしい冬を経験している感じですね。
 それでも、実感としては「東京の方が寒い」ですね。確かに気温は東京のほうが10度ほど暖かいとは思いますが、東京の場合は室内も常に寒いので、一日中凍えていなければなりません。東京の研究室で仕事をする場合、エアコンを入れ、フリースを羽織って毛布を膝掛けにしてもまだ寒いし、建物の作りが夏向けなので、窓を閉め切っても風が吹けばブラインドが揺れるぐらいすきま風ピューピューです。
 一方、ストックホルムではどこに行っても一度室内に入れば薄手のシャツ一枚で過ごせるぐらいの暖かさ。一日のうち数十分、痛いような寒さの屋外を厚手のコートとニット帽でやり過ごせば非常に快適に過ごせます。北海道と一緒ですね。北欧の友人たちが「イタリアは寒い・・・」とぼやいていた理由も分かるというものです。