予防接種

本日は、二回目の予防接種。今回はヒブ(二回目)、肺炎球菌(二回目)、ロタ(二回目)、B型肝炎(一回目)、四種混合(一回目)でした。

まずは息子を検査室で裸に。「おしっこでてたときのために、替えのオムツも持ってきてください」と看護婦さんに言われたので、服を脱がせているときに思わずオムツ交換をしかかってしまいました。看護婦さんに「裸ん坊でここにお願いします!」と怒られ、検量台へ。6910gと順調に育っています。生後三か月にしてはかなり大きいかな。ここまでは息子もご機嫌でした。

問題は予防接種。胸と背中に聴診器を当てた後、片腕をまくっていざ注射。前回はあまりの驚きに一本目の注射では泣かなかった(泣けなかった?)らしいのですが、今回は一本目から見事にギャン泣き。それはそうですよねー。「痛かったねー。大丈夫、大丈夫。」などと気休めを言いながら、結局、片腕二本ずつ計四本も太い針を打ち込まれ、真っ赤になって泣くことで開いた口にロタの経口生ワクチンを入れられていました。ギャンギャン泣いたものの、でも、待合室に戻ったらケロッと笑い顔を見せていましたが。

予防接種の場合、在住の自治体からワクチン接種票が渡されます。これで受けられるワクチンは自己負担なし。一方、自治体から票を渡されないもので、小児科医の推奨で受ける場合は全額自己負担。今回は19000円ほどかかりました。別に負担できますが、感染症の蔓延をふせぐワクチンには「正の外部性」があるのだから、任意のワクチンにももう少し補助があってしかるべきではとは思います。

それから、ワクチンは受けないと感染症に感染するかもしれないというリスクが生じ、受けると副作用に苦しむかもしれないというリスクが生じるというトレードオフがあります。我が家では、近い将来保育園に入園させる予定なので、受けるという選択をしました。でも、副作用も怖いもの。実家の母からは「予防接種は選んでよい!」というタイトルの本が送られてきて、夫婦で「これにはおばあちゃんのどういうメッセージが込められているのだろう?」と顔を見合わせたものです。予防接種行政におけるこのジレンマへの対処については以下の本が優れた分析を加えています。

戦後行政の構造とディレンマ―予防接種行政の変遷

戦後行政の構造とディレンマ―予防接種行政の変遷


これからどんな目に遭うかしらずに幸せそうに眠る息子。