後追い始まる

 早いもので、もう七月も末です。息子も月齢が七カ月に差し掛かろうかというところです。そして、この時期の発育の特徴として、自分の面倒を見てくれる保護者とそれ以外の区別がつき始め、親に対する愛着がわき始めます。
 こうした心理的発達が行動に現れるのが「人見知り」や「後追い」と言われる現象なのですが、ご多分に漏れず、我が子も後追いが始まりました。今朝も、妻が柵で区切られた台所の内部で朝食を作っていると、ズリ這いで台所まで行き、突っ張り棒で留めた柵を泣きながら押していました。また、妻がトイレに行くと、健気にもトイレの前でじっと待っています。お母さんが恋しいので、片時も離れたくないわけですね。
 妻が仕事に行った後は、僕が食卓でPCを見ていると、リビングで遊んでいたはずの息子が突然、食卓の足元にあらわれてビックリ。一人にされると不安になるのは大分前からですが、いまはズリ這いという移動手段を得たので、自分からその不安を解消しにいくということですね。
 ただ、男親として微妙な心境になるのは、僕のことを後追いするのは妻がいなくなったときだけということ。やっぱり、乳幼児にとって母親というのは特別な存在のようです。