マナー警察

 子どもと一緒に食卓につくようになってからというもの、妻の不作法が許せなくなってきました。これまでは、食卓でのマナー違反があっても大して気にならなかったのですが、「息子にこの行為が受け継がれるのではないか・・・」と思うと指摘せずにはいられません。
 例えば、大皿に料理を盛って食卓にだすことの多い妻は、大皿から直接食べるか、ご飯茶碗に取って食べることを求めることがあります。こちらが「そんなみっともない真似するんじゃない!」と言うと、「何がみっともないのか分からない!!」と主張します。そこで、僕が自分でお皿の料理を人数分に分けて食卓に出し直すと、朝から険悪な雰囲気に・・・。
 また、実家から送られてきたイクラの醤油漬けをご飯にかけて食べていた先日はこんなやりとりもありました。
 
 僕「こら!その犬食い*1やめなさい!」
 妻「だって、イクラご飯、他にどうやって食べるの?」
 僕「ほら、こうやって箸でご飯とイクラをつかんで食べればいいじゃない。最後までこれで食べきれるよ。」
 妻「まあ、別にどーーーっでもいいけどね!!」
 僕「どうでもよくない!!!○○が真似したらどうするの?」
 妻「でも、自分も箸の持ち方まちがってるじゃない!!」
 
 確かに、僕も箸の持ち方が微妙に間違っているのでどっちもどっちなのですが、解決の方向性はお互いにマナー違反を許し合うのではなく、お互いにそれを改めるという方向が必要かと。(箸の正しい持ち方はただいま訓練中。)

 スポーツは本人の持って生まれた才能次第だし、勉強は本人の努力次第ですが、テーブルマナーや作法は親の躾け次第。別にハイ・ソサエティーに馴染めるようにするつもりもないですが、できれば他人から「どういう育ち方したのかしら」と陰口を叩かれないぐらいには育ててあげたいのです。

*1:ご飯茶碗に口をつけて箸で掻き込む食べ方。後で調べてみると、「かき箸」というようです。「犬食い」はまた別のマナー違反のようです。