データ分析入門
昨日の話のつづきですが、こちらの大学教授は大変です。データ分析入門の授業で本文15ページのレポートが課されていたのですが*1、返ってきたペーパーには事細かに、文章のおかしな点にまで、コメントがつけられていました。しかも、僕のコメントは20個ほどと、他の人が書いた最優秀論文の37個に比べても少ないので、きっと"off track"といわれた人の論文には3倍ぐらいのコメントが付されていたのでは思います。それを担当の教授は三日で二十数人分やっていました。授業でクラスメートと交換してコメント作るという課題がでてやってみましたが、一人分をやるのに半日作業でした。いやー、先生は超人的な仕事の速さです。
しかも、担当教授はアシスタント・プロフェッサーなのでテニュア審査*2をひかえており、自分の研究にも全力投球しなければなりません。テニュアを持っているIntro to Professional Political Scienceの教授が言っていたのは、良い教育、良い社会性、レビューの執筆、本のチャプターの執筆は好ましいが、テニュアが取れるかどうかは査読付き雑誌への掲載本数と査読付きの大学出版会からの本の出版で決まるということです。本当は「教育にかまけてる暇はない」のですよね。実際。