国際関係論

今日はドイツ語の章末試験を終えた後は、明日の国際関係論セミナーの予習をしていました。先セメスターの政治学入門のときから今回のセミナーまで結構な量の国際関係論の論文を読んできたと思うのですが、IRの論文って理論だけのものが多くないですか?比較政治学の論文にも、もちろん理論を語るものはあるわけですが、たいてい実証とセットになっているように思いますし、実証がないと査読を通らないのではないかと。レビュー論文という形で理論だけを扱ったものもありますが、割合からいうと比較政治のほうが実証の割合が高いように思います。アメリカ政治も同様でしょう。この違いはどこから来ているのでしょうね。国際関係論の場合、ネオ・リアリズム、ネオ・リベラリズム、コンストラクティヴィズムといった宗派論争が激しいからでしょうか。それとも、比較政治学は地域研究に出自をもっているからでしょうか。