Bo Rothstein 現る！

今日はスタインモ先生の友達で、新制度論で有名なロスシュタイン先生がセミナーにやってきました。スウェーデン政府からグラントを得て、現在はハーバードで客員教授をやっているとか。で、報告は昨年出した本の一部を簡略したもので、大意としては「合理的選択論は法や契約執行の制度（efficient institution)の理解の役に立たない」というもの。ありがちな戯画化された合理的選択論批判で、ビッグ・ネームに会えると思って期待して行っただけにガッカリでした。そして、合理的選択制度論者の多い若手教授陣からは、敬意を払われながらも、合理的選択論の理解に対して厳しく突っ込まれていました。
ちなみに、ファーストネームの"Bo"は英語読みでは「ブー」と発音されるため、皆がブー、ブー、言うので「高木ブーですか？」と笑いそうになってしまいました。

Social Traps and the Problem of Trust (Theories of Institutional Design)