ヘルスケア・センター

ちょっと医師による健康診断書が必要になったので、アメリカに来た当初に免疫の証明書を提出に行って以来はじめて大学のヘルスケア・センターに予約を取りに行ってきました。アメリカではもう慣れっこになりましたが、案の上、いろいろな部署をたらい回し。受付に行ったら「ドア三つ先の部屋でアポイントをとるように」と言われ、アポイントの部署に行くと「書類を持ってナースのいる受付に行け」といわれ、ナースのところに行くと「アポイントの部署に行って」と言われました。どうしろっていうんだ!!!というわけで、ナースに「ここに来いと言われたんだ」と事情を説明して、なんとかアポイントの部署の人と話しを付けてもらい、アポイントの作成の成功。それにしても、アポイント作成の専門の部署があるというのが驚きです。
で、アポイントを作ってみると、加入しているはずの大学の健康保険がコンピューター上効かなくなっていたので、ビジネス・オフィスにまわされました。保険料も払っているので程なく不具合は直り、伝えられたのが「保険がきくから、健康診断は自己負担の10ドルですね。アポイントの時間に来て払ってください」とのこと。事前にメールで「190ドルぐらい」と聞かされビビッていたので、これには驚きました。まず第一に費用が高いこと。日本だと保険がきかないのに5000円ぐらいでしょうか。そして、費用のほとんが保険で落ちること。そりゃ、モラルハザードも起こるし、アメリカの医療費が高いわけです。OECD Health Data 2006 によると、アメリカの2003年のGDPに占める医療費は15.2%だそうです。そのうち、保険会社の運営費や病院の事務などの管理費が20%ぐらいなんだとか。恐ろしい・・・。