期末ペーパー

あー、終わらない。現在、期末ペーパーの採点をしていますが、ようやく20人分を終えたというところ。それでもみんな長めに書いてくるので、250ページぐらいは生徒の論文を読んだことになります。みんな、本から引き写してまとめているので、それなりに勉強になります。でも、あれだけ口を酸っぱくして強調したのに、「イントロダクションでリサーチクエッションを提示し、結論部でちゃんと答えろ」という自分の教えを守っているのはほとんどなし。事前にドラフトを提出してコメントをもらっていた生徒はやってましたが、そのほかの生徒は「アメリカは○○すべきである」、「国際社会は○○すべきである」という主張が先に立ってしまって、どうも研究論文になっていない。いっそのこと、規範的な問題設定("should")は一切禁止にして、経験的な問題設定("be")だけをプロポーザルの段階で認めればよかったかなという気もします。まぁ、連中は若いからしかたないですね。
それにしても、あと30人分以上も採点しなければいけないかと思うと、暗澹としてきます。しかも、採点をこれまでの成績順にやっていて、ここからは成績下位者となるのでよけいに大変。