初授業

thieda2007-10-04

社会学の領域でかなり有名な教授のセミナーを取ることにし、その初授業にいってきました。題目は「From European Societies to a European Society?」ということで、ヨーロッパ統合と社会の変容がテーマです。
教授はウェブの自己紹介のページの写真でも、廊下ですれ違うときでも、こわもてで怖そうな人なのですが、実際に授業を始めてみると、とても優しく、丁寧な印象を持ちました。その授業の進め方ですが、「アメリカのセミナーとは違うな」という印象。アメリカでは先生が質問を投げかけて、それに院生がわれ先にと答え、アサインされた文献の批評をしていきます。一方、このセミナーでは、教授が基本用語の学説史や文献について丁寧にを説明し、それに学生達が質問するという感じです。来週からは一人の院生がその週の文献を担当し、授業の最初に20〜30分で報告するということなので、日本の大学院の授業と似ています。やはり、日本の大学教育はヨーロッパ式ということでしょうか。
参加者は政治社会学部の新入生6人とこじんまりしていて、教授がスイスのドイツ語圏出身ということもあってか、ドイツ・オーストリアの学生が過半数。その一人のドイツ人のローラが怖くて、授業で「それはフランス語でいうと・・・」と発言したベルギー人(♂)に「で、ポイントは??いまは各国語の翻訳後の時間じゃないのよ!」と突っ込んだり、先生が「来週から毎週一人がハンドアウトかパワーポイントでプレゼンすることにしましょう」と言うと、「そうすると担当じゃない学生が文献を読んでこなくなるかもしれないので、プレゼンの前に一人一人コメントすることにしませんか?」と言ったり、怖い怖い。毎週、発言するたびに怯えることになりそうです。