床屋

thieda2007-10-13

日本出国前に床屋に行き、ここまでうっとうしい髪の毛に耐えてきましたが、もう限界ということでついにイタリアの床屋に行ってきました。アメリカでもそうでしたが、日本でも理容室選びは大変なのに、言葉の通じない国の床屋に行くには相当の決心が必要です(←大袈裟)。しかし、「セビリアの理髪師」というオペラもあるぐらいだし、大丈夫だろうと大学近くのおじいさんの開いている小さな理容室に行ってみました。
まず、中に入っても何といっていいか分からず、"Posso?"(=Can I?)と。そして、おもむろに前回床屋に行った直後に撮った頭の写真(前方&側方)をみせ、「お願いします。」といってみました。おじいさんは何かイタリア語で二言三言いった後、シャンプーするでもなく、頭に霧吹きをかけるでもなく*1、突然、はさみでばっさばっさと勢い良く切っていきます。もちろん、数分後には見せた写真よりも短くなっていったわけですが、はさみを変えるでもなく一本のはさみでほとんど全て終わらせました。しかし、アメリカのバーバーショップとの違いは、仕上げが細かいこと。もう全てにおいて手遅れなわけですが、二種類のバリカンを使い分け、小さなハサミに持ち替え、丁寧に襟足をそろえてくれました。そして、最後はもみ上げと襟足に水*2をつけてカミソリをあて、櫛に水をつけて丁寧に分け目をいれて終了。
お値段は11ユーロと、ユーロが安ければお手頃ですが、いまのユーロ高ではそこそこというところ。まぁ、何事も経験ですが、ホント外国での理髪は大変です。

*1:これはアメリカのバーバーショップでも一緒かも。

*2:お湯やタオルというものは一度も登場しません。