三日目

thieda2008-01-04

三日目は朝7時10分の列車でブダペストを離れ、ウィーンへ。行きとは違ってガラガラの列車でしばしの休息。ウィーン西駅到着後、ホステルにチェックインし、その足でハプスブルグ家の離宮であるシェーブルン宮殿へ。ここではハプスブルグ一族が使用した数々の部屋や、女帝マリア・テレージア、マリー・アントワネット、フランツ・ヨーゼフ公などのゆかりの品が展示されていて、音声ガイドで見てまわることができます。世界史を習ったことがないので、その複雑な歴史に頭がこんがらかりましたが、ヨーロッパ各国の支配層がどれほど近接な関係にあったかお勉強。

その後、隣接するカフェで Apfel Strüdel といったウィーン名物を食べ、ちょっと睡眠不足で限界だったので、一人ホステルに戻って仮眠。リフレッシュしたところで、Volksoper にオペレッタ「こうもり」を観にいきました。これはウィーンでは「新春恒例」といった感じで、Johan Straussの有名なワルツに載せて、貴族の不倫を巡るドタバタ喜劇のオペレッタです。事前にドイツ語サイトで苦労して予約した座席は三階の中ほどだったものの、劇場自体が小さいので、演者の表情までしっかりと見ることができて大満足。話しの筋は英語字幕がでるし、楽しいミュージカルといった感じです。二回もインターミッションがある長編なものの、その長さを感じさせないショーでした。ウィーンフィルが新春コンサートで「こうもり序曲」を弾いている裏で、「こうもり」そのものを観ることができたのでした。