四日目

最終日はウィーンの市内観光。シュテファン寺院を覗いた後、美術史博物館で欧州絵画を堪能してきました。

美術史博物館ではかなりの名画が展示されていましたが、圧巻はルーベンスのコレクション。一部屋全部がルーベンスでした。これを見たら「フランダースの犬」のネロもびっくりして生き返ったかもしれません。

遅めのお昼を食べた後、国立オペラ座の内部見学ツアーへ。ここでは数々の Wien Staatsopern のトリビア仕入れることができました。例えば、

  • 年300公演近いオペラのチケットはほとんどが完売に近いが、それでもチケットとスポンサー収入は年間予算の半額程度。残りはオーストリア政府から来ている。
  • 昔のオペラにはインターミッションはなかった。オペラ座は上流階級の社交場だったので、貴族達は上演中に思い思いにバーカウンタにでてお喋りを楽しみ、また席にもどるのが当たり前だった。そうした誰もオペラに注意を払わない状態に起こったマーラーが、インターミッションをつくり、それ以外の上演中の出入りを禁止したのが始まり。
  • 昔はオペラを各国語に翻訳して上演するのが通常だったが、現在のように原語の上演をはじめたのはカラヤン

等々。

その後は、路面電車で街を一周して街並みを眺めたり、名物のシュニッツェルをビールと一緒に頂いたりしてウィーンを楽しんだ後、また満席の夜行でほとんど徹夜でフィレンツェに戻ってきたのでした。ブダペストもウィーンも、街並みに独特の雰囲気があるので、街を散策するだけで楽しいというのが良いですね。でも、楽しかったけれど、睡眠不足で疲れた。。。