ズービン・メータ

繁忙期にもかかわらず、またテアトロ・コミュナーレに音楽を聴きにいってしまいました。演目はこちら
Mendelssohn - Octect, strings version
Bruckner - Mass n. 2
指揮者のズービン・メータはかなりのビッグネームですが、フィオレンティーナ響の音楽監督で、今月はしばらくこちらで色々とやるようです。演奏の出来はというと微妙・・・。前半のメンデルスゾーンは弦楽だけの楽曲で、メータは上手くまとめていたものの、第一バイオリンの音程が悪くてどうもしっくり来ませんでした。一緒に行ったの音楽家の友人と「ちょっと音程悪かったよね」と論評するぐらいでしたし、コンサートマスターによるソロパートとかはひどかったです。ブルックナーは逆に管楽器と合唱だけという異色の曲で、曲の構成自体は非常に面白いものでした。ただ、ヴェルレクのときは全く気にならなかったビブラート*1ブルックナーで聴くと鬱陶しく聞こえるという不思議。合唱団の面子は比較的若いものの、合唱界でいういわゆる「おばさんビブラート」がちょっと好みに合いませんでした。
劇場付きの合唱団があるせいか、フィオレンティーナ響は歌モノが多いみたいなので、今後とも楽しんで生きたいですね。

*1:むしろオペラチックな効果を生んでいました。