パリ旅行二日目

この日は早朝から車でかの有名なベルサイユ宮殿へ。10時前に着いたにも関わらず、入場チケット売り場の前には長蛇の列で、入場するのに一時間近くかかってしまいました。建物は最近改装したようで、外見からして「フランスの様式美」という感じに仕上がっていました。宮殿内部も「王のチャペル」や「鏡の間」、「ルイ14世(?)の寝室」など、ブルボン朝の栄華を垣間見ることができました。宮殿を見終えると、広大な庭園をトラムで散策。かつては今のパリ市と同じぐらいの大きさの庭園だったとか。王宮から少し離れたところに「マリー・アントワネット離宮」があります。庭園散策から王宮にもどり、内部のカフェで軽い昼食を取ってベルサイユ宮殿を後にしました。


次に向かったのが「シャルトルの大聖堂」。ベルサイユ宮殿から高速に乗って田園地帯を走ると、突然大きな大聖堂が見えてきました。田園地帯の谷間に小さな街があり、その中心が大聖堂にあたる、といった感じでしょうか。ここはステンドグラスが有名で、大聖堂内のステンドグラスによる装飾はそれは見事なものでした。イタリアだと教会が古いのでモザイク画になってしまうのでしょうね。それとはまた別の味わいのある美しさでした。

次にバルビゾンという、画家ミレーの出身地でアトリエのあった小さな村へ向かいました。本当に可愛らしい村で、フランスの田舎らしい一軒家が並んでおり、小さな「大通り」にはレストラン、カフェ、ホテルとともに画廊が数多くありました。写真はミレー「落穂広い」のモデルとなった畑です(推定)。

さて、時間は遅くなったものの、北ヨーロッパは夏は日が非常に長いので*1、もう一軒「シャトー・フォー・ヴィコント」という古城をのぞいて来ました。ここはヴェルサイユ宮殿のモデルとなったといわれるお城で、フランスの様式美が光っていました。

遅くなったので友人の自宅に戻り、手作り料理に舌鼓を打ち、ようやく11時となり暗くなったので、革命記念日前夜祭の花火を見物に行きました。花火は暗くならないと見れないので、11時ごろから一斉にパリのあちこちで花火が打ちあがりはじめます。橋げたの上から見物していましたが、意外に打ち上げ場所から近く、迫力ある花火を楽しむことができました。

その後、部屋に戻り、長かった一日は終わったのでした。

*1:今の時期は暗くなるのが10時過ぎぐらい。