パリ旅行三日目

本日は革命記念日。というわけで、パリの中心部、シャンゼリゼ通りで行われるパレード(閲兵式?)に行ってきました。スゴイ人込みで、当然、最前列でパレードを鑑賞というわけにはいきませんが、幸運にも二重になった人垣の外側の最前列を確保。まず登場はサルコジ大統領です。彼が閲兵するので。愛想良く手を振っていましたが、拍手とブーイングが混在。一応、写真に収まっていますが、はたしてどれでしょう?

その後は様々な部隊の行進が続き、ミラージュ戦闘機がトリコロールの飛行機雲を作り、戦車や自走砲、消防車まで続いていました。友人曰く、去年はパラシュート部隊はでてこなかったらしいのですが、ことしは新しくパラシュート降下が追加されていました。

パレードを堪能した後はパリの街並みを歩きつつ、かの有名なモンマルトルの丘に向かいました。丘のふもとのサクレ・クール寺院入り口では強烈に押しの強い黒人の物売りに脅かされながら階段を登り、聖堂へ。聖堂入り口からはパリ市内が一望でき、素晴らしい眺めです。

聖堂脇の小道をゆくとカフェとともに似顔絵書きの屋台が並び、ベテランの絵描きたちが作品を売っていました。日本人風のおじさんたちもたくさん屋台を出していて、友人に「お嬢さん、どう?」なんて声をかけていました。
丘の小道を下っていくと、ストリップ小屋などが並ぶ怪しげな通りにでます。ここは昼間でも客引きが多く、男一人では通るのが面倒な感じ。前を行くお兄さんがさんざん客引きの女性にちょっかいをだされていました。そして、この通りの中心にムーラン・ルージュがあるんです。ここにロートレックは通い詰めていたんですね。

さて、モンマルトルを後にし、パリの中心部であるシテに向かいました。ここには裁判所などがあり、フランス・カトリックの総本山であるノートルダム寺院が大聖堂を構えています。

シテの次にはセーヌ川の遊覧船に乗ってきました。パリの名所はみなセーヌ川沿いに並んでいるので、ルーブル美術館オルセー美術館エッフェル塔自由の女神などを眺めることができます。とんでもなく天気の良い日だったので、川の風に吹かれて良い気持ち。遊覧船がゆっくり走っていると、その脇を猛スピードでモーターボートが追い抜いていきます。この日は軍の「国民感謝デー」のようなものみたいで、海軍が市民を載せてモーターボートを走らせていたようです。

下船した後はデ・プレに向かい歩いていましたが、途中のオテル・ド・アンヴァリドというところにパレードで行進していた軍関係車両が展示されていたようですが、ちょうど着いたときはヘリの撤収が行われ、はじめてヘリの離陸時を見ることができました。

サンジェルマン通りでウィンドウショッピングを楽しみ、アイリッシュパブで少々休憩した後、オペラ座周辺の日本料理屋でラーメン、ぎょうざ、ビールという黄金のトライアングルを堪能。おしゃれな店内で、芸術家志望らしき日本人の若者たちが給仕していました。パリの街を歩いていると日本食レストランが数多く立ち並び*1、なかなかのラーメン店も多いようで、パリは選択肢が多く羨ましい・・・。

*1:ただし、フィレンツェと一緒で、中国人経営が多いそうですが。。。