Max Weber Fellow

講演の前に、フランカ先生と一緒に Silja Häusermann氏とお茶をしてきました。彼女とはForliでの学会で知り合ったのですが、今年のMax Weber FellowとしてEUIに来ているのです。
色々な話をしましたが、ヨーロッパの大学の先生も大変だなということを実感しました。Siljaは2007年に博士号を取って、現在はチューリッヒ大学の専任講師ですが、六年間の契約で再任はないのだそうです。彼女の博士論文は ECPR Jean Blondel Prize と Ernst B. Haas Prize by the APSA European Politics and Society section を取ってるのに・・・。ヨーロッパの大学の場合、昔の日本と同じように、講座制を取っているため、講座のポストが空かないと教授になれないのだそうです。そして、スイスの福祉国家論の講座は一つしかなく(!)、Giuliano Bonoli が若くして教授の座についてしまったので、難しいのだとか。だから、ヨーロッパではLecturer とかがやたらと多いんですね。