イタリアに戻る

約三週間のストックホルム滞在を終え、「文明化国」から「そうではない国」に再び舞い戻ってきてしまいました。ホント、公共交通機関の表示の親切さで民度が分かるというか。。。スウェーデンでは、誰もがその土地での慣習を理解しているわけではないという都市社会的な前提があり、どこに行く公共交通機関でも誰もが「次の駅はどこ?」といった問いの答えがわかるように設計されています。海外からの旅行者にとっては本当に助かるわけです。一方イタリアでは、みんなが狭いコミュニティの域内で生きていることが前提なので、地理に不案内な旅行者が公共交通機関の案内だけに従って旅することは不可能です。それを補うのは個人的なコミュニケーションで、イタリア語に達者なら乗客の誰かに聞けば、親切にどこで降りればよいか案内してくれます。だから、地元民にとっては余計なアナウンスがなくて良いんでしょうけど、部外者にとっては不親切極まりないように設計されているんですよね。スウェーデンでは自動券売機で戸惑うことはなかったのに、イタリアのボローニャ空港に降り立ち、駅へのシャトルバスの券売機では英語表記なのにイタリア語の部分が多くて非常に戸惑いました。