ストックホルム再訪

調査のため、ストックホルムを再び訪れています。前回に使った行程と同じだったので、今回は何の問題もなくフィレンツェからボローニャまでユーロスターに乗り、ボローニャからのシャトルバスで空港へ。空港のチェックインカウンターでマイル登録する際に「ANAの二桁コードは何だ?」と聞かれて戸惑いましたが、係員が問い合わせてくれて無事にマイル登録完了*1。三月のこの時期なのになぜか込んでいて、ボローニャコペンハーゲン間も、コペンハーゲンストックホルム間も窓側と通路の間の席に座らされたのでそれほど眠れなかったのですけれど、自分としては少しうとうと出来ただけ平均よりマシでした。
さて、問題はストックホルム・アーランド空港にて。トイレに行った後、手荷物受け取り所に向かうと既にベルトは止まっていて、自分の荷物は無し。「倉庫にしまわれてしまったのかな?」と思い、受付に並んで問い合わせると、「荷物はどこにあるか分からないが、多分、コペンハーゲンに滞留していると思う。見つかり次第電話するので、携帯の番号を教えてくれ」とスーツケースを紛失されたことが判明。間の悪いことに、イタリアは暖かかったので冬用のコートをスーツケースに入れてしまったので、ジャケットでストックホルムを歩くことに。さらに悪いことは重なるもので、この日のストックホルムは冷え込んでいて、マイナス一度と一月に来たときよりも寒いぐらいでした。ジャケットの襟を重ねて寒さに耐えながら、今回の滞在中に借りるアパートに向かったのでした。
今回の滞在ではスウェーデン王立工科大学の院生の寮の一室を借りるのですが、手続きをしてくれる家主の友人の携帯に自分の携帯から電話がかからず、公衆電話を探して右往左往してしまいました。とりあえず、ストックホルム中央駅で見つけて一報を入れたものの、アパートの近くの地下鉄の駅で見つけた公衆電話ではコインを使えず、プリペイドのテレフォンカードを探しまわる羽目に。駅のコンビニとセブンイレブンを回ったものの、どちらの店員も「テレフォンカード」と聞いて最初は携帯用のカードと勘違い。そして、公衆電話用と分かると、「あーーー、うちは今は扱ってないんです。」と同じ反応でした。日本も同じだと思うのですが、これだけ携帯が普及すると公衆電話を使う人がほとんどいなくなるので、何らかの事情で携帯が使えなくなるとホント困るんですよね。鉄道の駅でなんとかコイン式の電話を見つけたから良かったものの、あやうくジャケット一枚で冬のストックホルムに放り出されるところでした。
アパートはサブレットということで、家具は付いているものの、寝具等はなし。タオルもコートもスーツケースの中だったので、ジャケットを羽織って寒さに震えながら、猫のように丸まって寝たのでした。風邪ひくよ・・・。

*1:ちなみに、「NA」だそうです。