デート

今日はデートでした(!?)。コロラド大学時代に一緒だったオーブリーが博論のフィールドワークのためにストックホルムに滞在しているということで、「じゃあ晩飯でも一緒に食おう!」ということになったのです。
彼女は博士論文でヨーロッパ各国の移民政策、特に移民の家族へのビザ発給政策の違いがいかなる政治的要因で決まるのかを研究しています。コロラド大学ボルダー校にEU委員会の資金で設立された研究センターからお金をもらい、半年間、ドイツ、フランス、スウェーデン、イギリスを巡っているというわけです。ディナーではお互いの研究の進み具合の話から、懐かしいボルダーの政治学部の内部事情、アメリカの厳しい就職事情、等々話しが弾みました。全部で120人ほどインタビューすることになるそうで、アメリカの物量作戦式思考法に改めて驚くとともに、敬意。
オーブリーはCU政治学部の中でもかなり優秀な院生で、コースワークで一緒の頃から「若手美人大学教授」然としたところがあったのですが、久しぶりに会ったせいか知性と美しさにさらに磨きがかかったようにみえました。そんな彼女でもヨーロッパの移民政策研究ではなかなかポストを見つけるのが大変らしく、ヨーロッパでのポスドクを考えていると言っていました。アメリカはアメリカで大変です。
さて、久しぶりの再会ということで出会ったときにハグ、そして地下鉄の駅で別れるときにハグだったわけです。これが南欧の女の子だったら頬にキスになります。そして、スウェーデン人だったら多分握手になると思います。日本だと「何度も会釈」でしょうか。もう、プロトコルが多すぎ・違いすぎて対応し切れません。でも、対応を間違うと(日本人にキスする、南欧人に握手する、等)気まずい空気が流れるので気を遣わなくてはいけません。