ワシントンDC

現在、調査のためにワシントンDCに滞在しています。27日(木)にフィレンツェからフランクフルトに飛び、そこから乗り換えてワシントンDC・ダレス空港着。乗り換えも1時間弱と短かった上、フランクフルトからDCまでもフライトも思いのほか短く、あっという間にアメリカに着いたという感じです。飛行機では三人掛けのブースの通路側だったのですが、窓側と通路側の間の席は空いていて寝る環境としては快適。ただ、夏休み最後ということで周りは子供連ればかりで、とても寝られるような騒ぎではありませんでしたが・・・。
2010年までのアメリカ学生ビザを持っているので入国審査の際に何か言われるかなと思ったのですが、「滞在の目的は?」→「観光です。」終了、みたいな感じで問題なし。ただ、飛行機のなかでとなりのドイツ人のおじさんと話していて、入国審査書類を配りにきたフライトアテンダントに思わずドイツ語で "kein VISA" と答えてしまった結果、ドイツ語の書類が渡され、書類をよく理解しておらず、名前とサインを入れ忘れたため、「書き直して来い!」ともう一回並ぶ羽目にはなりましたが。
問題だったのは入国審査後。同じ飛行機の他の乗客たちとベルトコンベアーの周りで荷物を待っていたのですが、待てど暮らせどいっこうに荷物は現れず。そして、アナウンスで「ルフトハンザ○○○の乗客はカウンターに来い」と言われ、フランクフルトからの荷物が大量に未達であることが判明。荷物を五個もなくされた子供二人連れのお母さんが「イタリアの航空会社ならわかるけど、ドイツの航空会社なのに!」と嘆いていましたが、ホント、もうどこも信用なりません。整理券をカウンターで受け取り、税関では係員の兄ちゃんから「お前の荷物はどこだ?」と聞かれ、「紛失中。」と答えると、"Awesome."と返され、とぼとぼとルフトハンザの手荷物申告所に並びました。とにかく未達の荷物は一個や二個ではないのでカウンターは長蛇の列。なんとかカウンターにたどり着き、ホテルの住所とスーツケースの色とタイプを伝え、XXLのシャツや歯ブラシの入ったスターアライアンス共通の「お泊りセット」を受け取り、手続き終了。ここで初めて係員から "I'm sorry." の言葉がでましたが、彼らもなかなか謝らないのですよね。整理券を配っていた係員とか、文句を言うアメリカ人やイタリア人乗客に逆ギレしてたし。
そんなこんなで、バックパック一つという軽装でホテルに到着しましたが、着替えもなく、身の回りのものもないという状況で二日過ごす羽目に陥ったのでした。荷物が届かないという経験はアメリカとヨーロッパでこれで三回目ですが、これはもともとそのぐらいの頻度で起きるものなのか、それとも最近の航空会社のコストカット競争激化で品質が劣化した結果なのか、興味のあるところです。