保育園入所説明会

 今日は、この四月から入所予定の近所の認可保育園に家族総出で説明会に出席してきました。説明会受付が8時半のため、いつも朝の遅い妻&息子は無理して今日は7時起床し、7時半に朝食。しかし、息子にご飯を食べさせたり、自分の食事を済ませたり、後片付けをしたりという間にあっという間に時間は過ぎ、8時20分に。それでも、孝行息子は出かける前にきちんとウンチを済ませてくれました。お出かけ中にやられるよりはずっと楽です。お出かけ用に着替えさせて、ベビーカーに載せ、いざ出発。近所なので何も問題なく時間内に到着。


まわりに同世代のこどもが居るのが不思議でたまらないらしく息子はキョロキョロ、キョロキョロ。となりのお母さんに抱かれた子供が遊んでるおもちゃに手を伸ばそうとしたり、反対側のあかちゃんの顔をじっと見つめたり、興味津々の様子でした。そのまま子供と一緒に説明会かと思いきや、「それでは、お子さんをお預かりしますので保育室の方へどうぞ!」と司会の保育士さんの呼びかけて一斉に移動。保育士さんの胸に預けるときは泣き顔を作っていましたが、すぐに奥に連れて行かれてしまったので、泣いていたかどうかは不明です。まあ、泣き出す子供だらけで阿鼻叫喚とはこのことかと(違う)。

説明会の方はどうかというと、社会福祉法人が運営する私立の保育園なので、中高年の法人理事長兼園長のご挨拶のあと、その娘さんらしき副園長から資料棒読みの説明が延々とつづきました。その後、園長の息子らしき人の挨拶もあり、社会福祉法人にありがちな家族経営といった趣です。それでも、保育士さん30人ほか事務員さんなどを抱えているわけで、ちょっとした中小企業ですよね。

前半の保育園の保育方針他の説明は特段目新しい内容はなかったものの、聴衆の目が変わった論題が二つ。一つは、保護者会の説明で、各クラスから本部役員1名、クラス委員2名を立候補で選出してほしいが、立候補がいなければあみだくじで決めるという話。わざわざ保護者会会長の女性が仕事を抜けて説明に来ていて大変だなぁと思いましたが、「その籤引きの公平性や公正性はどう担保されているのだ!」と厳しい質問を受けていました。ここで、法律学者だったら「そもそも保護者会というのは保育園とは別の任意団体にもかかわらず、その加入の意思確認もせず、団体役員を無理やり割り振る法的論拠は何なのだ?」と質問することもできたように思います。
http://www.asahi.com/edu/articles/TKY201304230010.html
ただ、政治学者としては、任意加入にすると「保護者会の行事の便益は子供とともに享受するが、そのコストは他の人が負担してね」というフリーライダーが生まれるので、結局、そういったお祭りやバーベキューといった子供のためのイベントなりなんなりが出来なくなるという集合行為問題が発生するので、その解決のために有無を言わさず強制全員加入というのも一つの策なのだろうなとは思います。ただ、全員加入でなるべく平等にポストについてもらうという慣行が無駄な仕事や行事を生んでいるという面もあるでしょう。まあ、一クラス三人の委員をくじでというのがいいところかもしれません。

もう一つ、お母さんたちの目の色が変わった議題が、保育園での持ち物です。保育園では早めのトイレトレーニングのためか、おむつは布おむつを使用するのでその袋の用意の仕方。あるいは、毎週頭に三組の服を手作りの袋にいれて金曜まで置いておくこと。食事時につかうタオル前掛けの作り方や枚数、等々。実は、そういう細かいことが一番大事なんですよね。妻は早速、手作りの必要な袋類を実家のお母さんに発注していました・・・。

そうこうしているうちに説明も終わり、保育室で過ごしたわが子を迎えにいくことに。

心配そうにわが子を迎えに行くお母さんたちです。うちの子はというと、予想に反して始めは楽しく遊んでいたらしかったものの、ちょうど迎えに行く前に泣き出したそうです。保育士さんは「寂しくなったのか泣き始めちゃいました。」と言ってましたが、時間的に眠くなって機嫌が悪くなったようでした。今日の様子を見ている限り、楽しく保育園に通えそうです。

その後、面接と健康診断を済ませお開きとなったのでした。