研究会

今週の木曜日を締め切りにして、博士論文の日本の章を執筆中です。しかし、終わりが見えない・・・。いままでサボっていたツケがまわり、書かなければいけないことが膨大で、うまくまとめられる自信がありません。指導教授からは「あまり詳細にとらわれず、日本の特徴を描きだすように」とお達しされていますが、どうなることやら。とりあえず、時間もないし、大部の博士論文にするつもりもないので、端折って書かなければ。あとは先生が締め切りの日付を忘れていることを願うのみです。
さて、そういう状況なので指導教授と顔を合わせたくなかったのですが、幹事をやっている福祉国家研究会の月例研究会があったので研究所に行ってきました。報告はドイツ・コンスタンツ大学のポスドクのお姉さんのもので、「福祉供給は市民的社会参加を促すか、それとも妨げるか」というテーマでやっていました。従属変数が説明変数に近すぎるのと、説明変数の操作化に難があってかなり突っ込まれていましたが、福祉国家論の隣接領域には実はソーシャルキャピタル論があるということを知り、勉強になりました。World Value Survey の階層化されたサーベイデータを使っていましたが、分析手法のランダム・インターセプト・モデルとやらが全然わからず。アグリゲートだけではなくてマイクロデータの分析手法もいつか学んでみたいものです。