インタビュー

ストックホルムにはもちろん仕事のために来ています。スウェーデン放送合唱団を聴くためでも、ヴィスビーに行くためでもありません。念のため。
そんなわけで、博論の執筆と、専門家や利害関係者のインタビューをして日々を過ごしているわけですが、インタビューのお願いへの応答は日本よりは良いかなという程度。なぜか社会民主党関係者の応答が芳しくありません。一方、自由党関係者は僕に対して優しくて、一昨日は中道右派政権で社会大臣を務めた元自由党党首にお話を伺うことができました。しかも、自分の滞在する研究所で。というのも、実はその元大臣はこの研究所の理事会の議長を務めているのです。インタビューを申し込んだときはそうと知らず、自由党本部などにメールして連絡先を探ったりしていたのですが、元大臣からのメールで「じゃあ、研究所でインタビューをお受けしましょう」とあり、「研究所のビルが変わったのでご注意ください」とお知らせしたところ、「知ってるよ。僕は実はその研究所の理事会の議長なんだよ」と言われて恐縮してしまいました。退職者組合の関係者もここに来てくれたし、ストックホルムの中心部という研究所のロケーションに非常に助けられています。