皮膚科

 二カ月ほど前に息子の背中にできた円形状の湿疹が、クリームを塗っても馬油を塗っても一向に良くならないので、病院に行ってきました。かかりつけの小児科に行くべきか、駅前の皮膚科専門医に診てもうらうべきか迷いましたが、小児科はいまインフルエンザが蔓延してそうなので皮膚科へ。大人向けのクリニックは良いですね。いつも激混みの小児科とは違って先客はおばさん二人しかおらず、受付から十分程度で診てもらうことができました。
 さて、診断ですが、乾燥のために肌に湿疹ができる場合と、カビ(真菌)のせいで湿疹ができる場合とが考えられるため、湿疹表面の皮膚をプレパラートに落とし、顕微鏡で検査してもらうことに。結果は乾燥による湿疹ということで、一安心。対症療法としてはステロイドを処方されたのでそれを塗って患部を治し、根本的なところではもっと保湿クリームを頻繁に塗って再発を防ぐということになりました。
 お風呂上り後にいつも保湿液を塗っていたのですが、乾燥する冬はそれでは足りないらしく、朝の着替え時やおむつ替えのときなどにもこまめに塗らないと肌荒れの原因になるようです。最近の研究では、これまで食物アレルギー由来と考えられてきたアトピー性皮膚炎や小児喘息といったアレルギー性疾患は、まず肌荒れなどで防御機能の落ちた皮膚からアレルゲンが侵入し、それが起因してアレルギー症状が現れるようになるのが原因という説が有力視されています。息子は自分に似て肌が弱いようなので、身体のどこに乾燥由来の湿疹ができてもおかしくなく、しっかり保湿して肌荒れを防がないとアレルギーになりかねません。大変だ。
アレルギー、皮膚から?(朝日新聞)

 さっそく帰宅後にステロイドを塗ったところ、効果てきめん!赤くなっていた湿疹の腫れが夜のお風呂時にはもう引いていました。アレルゲンに体内に侵入されないよう、しばらくは「もぐら叩き」を続けます。

哺乳瓶卒業!?

 もう満一歳となったので、そろそろ飲み物はコップで飲むようになって欲しいところ。もちろん、哺乳瓶からコップへの移行期の訓練用として、ずいぶん前から蓋に吸い口のついたプラスティックのマグカップを買ってミルクやお茶を飲ませてみていたのですが、嫌がってあまり飲みませんでした。
 これではいけないと思い直し、イオンでストロー付きのマグを買ってミルクを飲ませてみることに。初めは「これイヤッ!!」と言わんばかりに手で払いのけていたのですが、数日でストローで飲み物を吸うのに慣れ、その後は自分でコップの取っ手を握って飲むようになってくれました。しかも、これまであまり好きではなかった麦茶もゴクゴクと食後にストローで飲み干すようになるという副産物まで。まだ歩けないし、言葉も喋れませんが、自分で出来ることがドンドン増えていく毎日です。
 ただ、親に頭をあずけて哺乳瓶でミルクを飲む姿も可愛かっただけに、哺乳瓶卒業というのも一抹の寂しさを感じます。

クマさん

 息子はまだ意味のある言葉をきちんとは発しないのですが、徐々に言葉の意味は理解するようになってきているようです。先日は、帰宅する妻が家の前に車を停める音が聞こえたので、「お母さん、帰ってきたねー!」と声をかけると、ハイハイで玄関の引き戸まで行き、その扉を開けて待っていました。
 それから、妻の母(=息子の祖母)が編んでくれた毛糸のベストの胸にクマのアップリケが付いていて、妻が「クマさんどこー?」と呼びかけると手でそのアップリケをつかむという芸当を仕込んだようなので、そのベスト以外のクマさんが理解できるかどうか試してみることに。そこで、クマのイラストが表紙に載っている絵本を見せて「クマさんどこーー?」と呼びかけると、クマの顔を指差すではないですか!「クマ」という概念が指す内容を理解できてきているわけで、知恵がついてきてるんだなーと実感する毎日です。

安全ピン

 昼食を終えた午後、一人で遊ぶ息子を視界に入れながら、ソファーに寄りかかってボーっとしていました。部屋の食卓側で遊んでいた息子が、僕のいる居間の中心まで戻ってきて甘え始めます。すると、光沢を放つものが口元からチラリとのぞいています。「んっ!!??」と思い、口に手を突っ込んで取り出してみると、何と安全ピンが出てくるではないですか!
 どうやら、朝食時に食卓に座る妻の下に甘えに行き、抱きかかえられたときにキッチンカウンターに置いてある文房具入れをひっくり返した際、そのピンだけ元に戻されず、床に落ちたままとなっていたようです。それを落ちてるものは何でも口に運ぶ息子がハイハイでパトロール中に見つけ、口に入れたということのようです。口にピンを見つけたときはゾッとしましたが、呑み込まずに済んで幸いでした。あー、怖い、怖い。

誕生日!!

 息子が一歳の誕生日を迎えました!!いやー、めでたい。育休期間の目標は「息子を健康に生き永らえさせること」だったので、とりあえず1才というマイルストーンを迎えることができて良かったです。
 そんなわけで、誕生日ケーキを近所のケーキ屋に予約し、ハッピーバースデーのプレート付きのホールケーキでお祝い。もちろん、息子はまだケーキは食べられないので、親の胃袋に収まりました。


↑の写真では笑顔ですが、これを撮るまでが大変でした。というのも、息子は目の前にあるケーキを触りたくて仕方ないので、それを止めさせると不機嫌になって駄々をこねるからです。もちろん、当然なのですが、笑顔になってもらうのに悪戦苦闘。結局、カメラを構える妻の後ろで僕が「いないないバー」などをやってあやし、笑った隙に連射で撮るという、ある意味、演出の賜物です。でも、良い記念写真が撮れてよかったよかった。

保育所申請

 新年度からの認可保育所入所の申請をしに、市役所まで行ってきました。やんごとなき事情のため、翌日に自宅近くの市立認可保育園に申請に行く予定が、急遽、市役所に直接申請となったため、息子を抱っこひもに入れて急いで駅に向かうことに。約10キロの子供を抱いて早足で歩くと冬なのに汗をかきますね。駅から市役所までの10分ほどの歩道はないのに交通量のやたらの多い、本州にありがちな県道(府道?)をヒヤヒヤしながら歩き、ようやく到着。

 子育て支援課には先客が二組いたので、市役所のお姉さんが持ってきてくれたオモチャで遊びながら順番を待ちます。順番が来て応対してくれた職員さんは融通の利く人で、無事に申請を受理していただくことができました。まずは一安心。

 しかし、認可保育所入所を前提にお話しいただいた注意事項として、「4月15日ぐらいまで慣らし保育で午前中帰宅となりますが、スケジュールに融通はつきそうですか?」という打診にはビックリ。これだと、「四月から復職します!」と宣言しても、仕事になりませんよね。普通、通勤に一時間ぐらいかかるとすると、出勤すら難しそう。慣らし保育の期間を前倒しするとか、何とかならないものでしょうか。



台所に入れてもらえなくて泣き叫ぶ息子。後追いが激しくなってきました。

父親を忘れる

 年末、妻が妻方の実家にこどもを連れて帰省していてくれたので、育児からのつかの間の休息を味わうことができました。おかげ、年明け〆切の原稿も何とか方向性までは見定めることができたかも。
 そして、大晦日に僕も妻方の実家へ合流。久しぶりだったので、「笑顔でハイハイして駆け寄ってくれるのかな?」と期待してたところ、「誰だ、このオッサン!?」と言わんばかりに泣かれました。たった五日会わなかっただけで、これまで何百日も世話してきた父親を忘れるとは!赤ちゃんというのは育て甲斐がないものですね。